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現在から1年以上過ぎているため、過信しすぎないでください。

442年ぶりの天体 「皆既月食」と「天王星食」

掲載日:2022年11月23日

更新日:2022年11月23日

1580年以来442年ぶりの「皆既月食」「天王星食」
皆既月食
出典:国立天文台

2022年11月8日の18時から22時まで日本各地にて皆既月食

2022年11月8日の夜、皆既月食が起こりました。

前回の皆既月食は2021年5月26日に起こっており、あまり珍しいものではないですが、今回は同時に月に天王星が隠れる天王星食を見ることができました。

この皆既月食と天王星食が日本で同時に見られたのは1580年7月26日以来で、実に442年ぶりとのことです。

月食の仕組み
月食の仕組み
出典:国立天文台

月食とはなにか

国立天文台が、解説しています。

月は太陽の光を反射して光っています。また、地球には太陽の光による影があり、普段は見えませんが、太陽とは反対の方向に延びています。この地球の影の中を月が通過することによって、月の一部または全体が暗くなり、月が欠けたように見えたりする現象が「月食」です。

地球の影のうち、太陽からの光が地球によって完全に遮られ、光が直接届かない部分を「本影(ほんえい)」と呼びます。また、太陽の光の一部だけが遮られる部分を「半影(はんえい)」と呼びます。

月の、本影の中に入った部分はたいへん暗くなります。一方、月は半影に入ってもあまり暗くなりません。多くの場合、単に「月食」というと、月が本影に入ることを意味します。

部分食
皆既食
月食の種類
出典:国立天文台

月食の種類

またもや国立天文台が解説してくれました。

月全体が地球の本影に入る現象を「皆既月食」と呼びます。一方、地球の本影に月全体が入るのではなく、月の一部だけが入る現象を「部分月食」と呼びます。

皆既月食でも、月全体が本影に入っている状態のときと、月の一部だけが地球の本影に入っている状態のときがあります。前者を「皆既食」、後者を「部分食」と呼んで、「皆既月食」、「部分月食」と区別することがあります。

さらに、月が半影だけに入って、本影に入らない月食も起こります。これを「半影月食」と呼びます。半影には太陽の光が届いているため、半影に入っても月はほとんど暗く見えません。

注意深く観察することでやっと、月がやや暗くなっていることに気づく程度の変化です。

月が赤く見える理由
月が赤く見える理由
出典:Geo-グラフィック

皆既食中の月の色

太陽の光は、赤や青など色(波長)の異なるさまざまな光を含んでいます。そして、太陽の光が地球の周りの大気の中を通過する時、青い光は波長が短いために光が散乱されてしまい、大気を通ることができません。

一方で波長の長い赤い光は散乱されにくいため地球の大気を通り過ぎることができますそして、この赤い光は大気中で屈折され、地球の影の中(本影)に入り込みます。

その赤い光が月面を照らすことで、月が赤黒く見えます。朝日や夕日も、こういった理由で赤く見えるのです。

皆既月食
皆既月食
皆既月食
出典:Geo-グラフィック

素人が一眼レフを使って撮影

EOS KISS X9i ダブルズームキットと三脚を使用して月を撮影しました。

テレビで見るような月の表面がくっきり映るような写真は撮れるわけはなく、自分なりに頑張ってみたのですが改めて見返すとサイトに載せるような写真ではないですね。。

ズームレベルを最大にして撮影すると、月の移動スピードに驚かされました。画面中央に配置するのも難しいです。。


使用したカメラ

ボディ:EOS Kiss X9i

レンズ:EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM

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