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建設期間140年以上 アントニ・ガウディの最高傑作 「サグラダ・ファミリア」

掲載日:2024年07月10日

更新日:2024年07月18日

サグラダ・ファミリア
サグラダ・ファミリア
出典:photoAC

世界で最も長い建設期間を持つ建造物

サグラダ・ファミリアはカタルーニャ語で「聖家族贖罪教会」という意味で、イエス・キリスト、養父ヨセフ、聖母マリアに捧げられたキリスト教の聖堂です。


スペインのバルセロナにあるカトリック教会で、現在も建設されていることで有名です。


様々な困難がありながらも、2026年の完成を目標に多くの人がかかわっています。


今回はスペインを代表する建築物を見ていきたいと思います。

アントニ・ガウディ
サグラダ・ファミリア
アントニ・ガウディ
出典:Wikipedia

建築家 アントニ・ガウディ

アントニ・ガウディは1852年、スペインのカタルーニャ地方で生まれました。

家族は小さな銅細工職人であり、その影響から幼い頃からものづくりに触れる機会が多かったと言われています。


ガウディの建築スタイルは非常に独自であり、自然からインスピレーションを得た曲線やモザイク技法、鮮やかな色彩が特徴です。

彼の鋭い観察力と感受性は、家族や周囲の環境から育まれたものといえるでしょう。


ガウディは建築家としての基礎を固めるため、バルセロナ建築高等技術学校で学びました。

彼の作品はその革新性と芸術性で高く評価されており、サグラダ・ファミリアもその代表作の一つです。


ガウディは1914年以降、宗教関連以外の依頼を断り、サグラダ・ファミリアの建設に生涯を捧げ、そのための資金集めから設計、さらには具体的な工事の詳細に至るまで、すべての過程に深く関与しました。


しかし、親族や友人の相次ぐ死によるガウディの仕事の停滞バルセロナ市が財政危機に見舞われたことによって、建設は非常に困難なものとなりました。



1926年6月7日、ガウディはミサに向かう途中、段差に躓き転倒、そこに通った路面電車に轢かれました。

晩年身なりに気をつかわなかったため、浮浪者と間違われて手当てが遅れ、事故の3日後に入院先の病院で亡くなりました。


それでもなお、彼のビジョンを忠実に再現するため、現代の技術と多くの人々の協力によって建設は続けられています。

アントニ・ガウディ

URL: https://ja.wikipedia.org/wiki/アントニ・ガウディ
サグラダファミリア
サグラダファミリア
出典:photoAC

全体の完成は2034年頃!!

サグラダ・ファミリアは、それぞれ聖書の登場人物(12使徒と4人の福音書作家、聖母マリア、イエス)を象徴する18の巨大な尖塔で構成されており、完成には300年がかかると予想されていました。


しかし、ガウディが1926年に死去した時点で建設はまだ10~15%しか進んでおらず、1930年代のスペイン内戦で中断せざるを得ない状況でした。

また贖罪教会のため建設予算は人々の寄附によってまかなわれてきましたが、予算不足により遅れていたことも原因でした。



けれどもここ数年、観光客の増加・IT技術の発達により2026年にメインタワー「イエス・キリストの塔」2034年に全体が完成すると見込まれています。


サグラダ・ファミリアが完成すれば、ドイツのウルム大聖堂を抜いて世界一高い教会となります。



実は1885年当時の自治体に建築許可を申請したが、無許可のままになっていたことが2016年に判明し、137年間違法建築だったことが判明しました笑

サグラダファミリア
サグラダファミリア
サグラダファミリア
出典:photoAC

サグラダ・ファミリアの文化的影響

サグラダ・ファミリアは多大な文化的影響を及ぼしています。


建築芸術

アントニオ・ガウディの独特な建築スタイルは、20世紀の建築に大きな影響を与えました。

彼の有機的な形状と装飾的なデザインは、後の建築家に大きな影響を与えています。


観光業

サグラダ・ファミリアはバルセロナの最も人気のある観光スポットの1つで、毎年数百万人の観光客を集めています。

これにより、バルセロナの経済に大きな影響を与えています。


宗教的・象徴的意味

サグラダ・ファミリアは、カトリック教会の重要な宗教的シンボルとなっています。

その壮大な外観と内部は、宗教的な意味合いを強く持っています。


文化遺産

1984年にユネスコの世界遺産に登録されたサグラダ・ファミリアは、世界的な文化遺産として高い評価を得ています。

これにより、建築物の保護と保存に対する意識が高まっています。


芸術・デザイン分野

ガウディの独創的な設計は、絵画、彫刻、工芸品などの分野にも大きな影響を与えており、現代アートにも反映されています。

サグラダファミリア
サグラダファミリア
出典:O-DAN

サグラダファミリアへの行き方

日本からサグラダファミリアへ行くにはまず、バルセロナに行く必要があります。

しかしバルセロナへの直行便はないため、ヨーロッパの主要都市を経由してバルセロナ行きに乗る必要があります。

飛行時間:15~20時間(乗り継ぎ場所により様々)

航空券相場:10万から16万ほど


バルセロナ空港に着いたらサグラダファミリアまで17キロ

バス、電車がありますが、おとなしくタクシーを使いましょう。

乗車時間:30分

値段:6800円


それから事前にサグラダファミリアの入場チケットを購入しておきましょう。


入場料

大聖堂のみ:26ユーロ(約4400円)

大聖堂ガイド:30ユーロ(約5100円)

大聖堂生誕のファサード側or受難のファサード側:36ユーロ(約6100円)

大聖堂生誕のファサード側or受難のファサード側ガイド:40ユーロ(約6800円)

サグラダファミリア公式サイト

URL: https://sagradafamilia.org/
サグラダファミリア
サグラダファミリア
出典:O-DAN

アントニ・ガウディの最高傑作 「サグラダ・ファミリア」 まとめ

今回はサグラダ・ファミリアを調べてみました。

なんか生きているうちに完成が見られるんですね。よかったよかった笑


あとサッカーもみたいですね。FCバルサのメッシ・スアレス・ネイマールのスーパープレイ集を未だに見ています笑

サッカー経験者ではないですが。。。

イニエスタが日本に来た時はニュースにもなりましたね。見たかった笑


そういえばピカソもスペイン出身ですね。

ピカソ美術館もスペイン旅行には外せませんね!

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