Geo-グラフィック

ピサの斜塔と言えば、あのガリレオ・ガリレイが重力の実験を行った場所としてとても有名です。

ピサの斜塔の最上階から質量の異なる２つの鉄球を落とし「重力による落下速度は物体の重量によらず一定である」という「落下の法則」を証明したと言われています。

アリストテレスは、物体が落下するときの速度は物体の質量に比例すると述べていたため当時の学者は衝撃を受けました。

（ピサの斜塔で実際に実験が行われたかについては諸説あります）

ピザの斜塔は

高さ：５５,８６メートル

重量：１４.４５３トン

段数：２９６段

傾斜：３.９７度

宗教：カトリック教

というスペックになっています。

現代技術ではそれほど難しくはないと言われる建築ですね！

それではなぜ傾いたのでしょうか？

ピサの斜塔が建築され始めたのは１１７３年

工事は順調に進んでいたのですが、３階を建設中に建物自体が傾いてしまったのです。

その原因はイタリア中部を流れるアルノ川が運んできた土砂の上に建てられたため、地盤の土質が極めて不均質であったことです。

当時は、現在のような地盤調査の技術はありませんでした。

その為、やむを得ず中心軸をずらすことで建設を再開し、石の厚み、鐘の重さ、ワイヤ等で傾きを抑えることで無事に１３７２年に完成いたしました。

現在のピザの斜塔は、補修工事が行われ２００８年監視担当のエンジニアで地質学者でもあるミケレ・ジャミオルコウスキ教授により、少なくともあと３００年は倒れる危険がないとの見解が示されています。

日本からイタリア・ピサ行きの直行便はないため、ローマやイスタンブールなど、ヨーロッパの主要都市で乗り継ぎが必要です。

今回は一例ですが、まず日本からロンドンへ飛行機で移動します。

（飛行時間：約１２時間）

その後に、また飛行機でロンドンからピサまで移動します。

（飛行時間：約２時間）

飛行機での移動は終了です。次にガリレオ ガリレイ国際空港からピサの斜塔までシャトルバスがあります。

（乗車時間：約２０分）

また、荷物が多い場合はガリレオ ガリレイ国際空港からピサの斜塔までタクシーを使うといいです。

（乗車時間：約１５分）

世界遺産「ピサのドゥオモ広場」を構成する建造物の一つであるピサの斜塔

観光客はピサの斜塔を手で支えるような写真を撮影してますね！

他にもピサの斜塔の周辺は美しい建築物があるので、旅行に行ける人はぜひ！！

旅行に行く時間がない方はストリートビューでもいかがでしょうか！？

検索すれば８番目くらいに表示されます笑

※現在は入場制限を設けられておりますが、最上階へ登ることはできません。

大人:１８ユーロ（約３，０００円）